学生時代に入っていたサークルのことを思い出した。
馴染めなかったせいか、後半は殆ど幽霊部員と化してました。悪い人はいなかったと思いますが、肌に合わなかったんでしょうな。まそれはいいとして、入りたての頃の話。
先輩が歓迎会というか懇親会のような宅飲み会を開いてくれるのでそれに参加しました。そこで、新入部員の自己紹介があるわけですが、先輩が「君はこういう感じだね」と、合ってんのか合ってないのかわからんキャラ付けをしていたことをふと思い出しましてね。だって当時女性と付き合った経験もない俺に「週5で女が変わる」みたいなキャラを付けられましたから。悪い気分では無かったですけど、実体と全然違うなって思いました。
第一印象というのは誰しもが他人に対して持つものだと思います。初対面の人に対しては、会話しつつ、探りつつ、どういう人間かを推し量って次の行動に生かす。大概の人がやることです。しかし、それぞれが感じた印象を当人に押し付けるのはいかがなものかと当時を振り返って思いました。仲良くなる為ってのは勿論わかってますけど、心配なのはキャラ付けされた人がそれに縛られないかってことです。
先日それ関連のTV番組を見てても同様なことを感じました。NHK Eテレかな?TOKIOの山口達也さんがMCやって、中高生が十数人スタジオにいて自分達の学生生活を話し合う感じの。
んで、昨今の学生達の中にも「キャラで生きる」という考えを持つ人はいるみたいで、ちょっと驚きでした。処世術のようなものですかね。学生っちゃあまだ個が確立してないだろうし、そもそも学校ってものが周りとの協調を学ぶという側面もあるから、仕方ないのかな。
やっかいなもんだな「個」ってのは。あまり考えずに言うと、集団の中において明確に自分の立ち位置がわかってないと、自分が何者なのか認識できずに不安なんだろうか。と思った。もしかすっとそういう工程を経て個が確立するのかもしれん。模索する時期なのかもね。でもあまりキャラが固定しちゃうと集団の中では変えにくくなっちゃいそうだから気をつけなきゃね。
自分はというと、基本頭悪いキャラですね。頭悪いというと雑ですので、物解りが遅いということと、頭の回転が遅いということと、表面的なことしかして見てない、あたり。バカの振りが出来れば上出来だ、というライフハックな格言もありますけど、振りやキャラではなく地で行く感じ。だからそういうことを言われても動じなくなりました。言われてもしゃあなしやで、って感じで。
家でもアンパンマンの劇中に流れるSEを真顔で口ずさんでたら、奥さんに「頭の悪い人がいる」と言われましたね。よく言われますね。いや、笑いながらですよ。(必死
若い頃に無理に地で行けとは言わないですけど、大学生にもなれば地で生きたほうが気持ちいいっしょ。意識せずとも、自分も含め大概の一般ピーポーは個性にそげな大きな差など生じないですから、キャラなど気にしない方が幸せに生きれるんじゃないですかね。というかあれか、小さい頃から「皆違って皆良い」とか、「ナンバーワンよりオンリーワン」な育て方をされたからか?何か他には無いもので際立たんとあかんのや!って考えが付いちゃうのかもしれんですね。
それが良い方に転べばいいですけど、安易な「おバカキャラ」や「毒舌担当」に陥らないことを願って止みません。定型化されたやりとりは面白く無いと思うからです。
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